今日は2022年の春節(旧正月)ですね。
日本の新年は西洋暦なので、
春節は関係ないとはいえ、
気持ちも新たに2月をスタートしたいと思っています。
改めて、今年もよろしくお願いいたします!
皆さまにとって素晴らしい一年になりますように✨
さて、みなさんは「初一、初二、初三…」という
言葉を聞いたことがありますか?
“初一”は旧暦で月の第一日目、
“初二”は第二日目となります。
毎月“初一”、“初二”はあるわけですが、中でも
春節期間(大年dà nián )の“初一”~“初七”の7日間は、
それぞれの日に決まった伝統的な催事や風習があります。
今回はそれぞれ紹介していきますよ。
大年初一:
日本の「元旦」にあたる日です。
朝起きたら、年配の方に健康を願う縁起のいい言葉で挨拶をし、
それから知り合いや隣人の家に行って
”拜年 bài nián“(年始のあいさつ)をします。
(最近では、電話やSNSで「拜年」する人が多くなりました)
大年初二:
” 回娘家 huí niáng jiā “といって、嫁に出た娘が夫や子供を連れて
実家に戻り挨拶をする日です。
大年初三:
家の入口を守る門神の紙を燃やします。
「赤口(しゃっこう)」の日に当たる縁起の悪い日なため、
なるべくあいさつ回りなど外出はせず、
家にこもって神に祈る日となります。
大年初四:
“迎神接神”(神々を迎え入れる日)とされ、
神様が天界から人間界に戻ってくる日です。
家で果物やお酒などのお供え物をして
神様を迎え入れる日です。
また初一から初四の間は、お店は休業し、
女性は針仕事をしてはいけないとも言われています。
大年初五:
伝説では大年初五は”財神 cái shén“(福の神)の
誕生日と言われています。
この日は、家の門や窓を開け、お香を焚き、
爆竹を鳴らし、花火をして、
貧乏を追い出し(送穷)財神をお迎えして(迎财神)
実りある1年になるように祈ります。
その他、餃子を食べたり、部屋を大掃除する
習慣もあります。
大年初六:
この日は“送穷鬼 sòng qióng guǐ ”と呼ばれる日で、
各家庭で春節中に出たごみを捨てることで、
貧乏神を追い出します。
大年初七:
この日は“人日节や“人胜节”とも言われ
人類の誕生日と言われる日です。
そのため、人を敬う日のため、人を怒ったりけなしたり
してはいけない日とされています。
また、日本と同じく初七の日は、
7種の野菜を入れた“七菜羹 qī cài gēng” (七草がゆ)を食べます。
“七菜羹 qī cài gēng” を食べることで、
吉兆を受取り、邪気を取り除くことができると言われています。
その他にも、
正月が終わり、明日8日からは仕事に戻ろうという
意味が込められているのだそうです。
いかがでしょうか。
地域や民族などによっても違いはあると思いますが、
今回は一般的な春節の過ごし方や風習をまとめてみました。
調べてみると、タブー(禁忌 jìn jì )事項も
たくさんありますので、興味がある方はぜひ調べてみてください!